一昨日のMeetupで「最近、夢の仕事に就くことができたの」という女性に出会った。その仕事はなんと、OL。
その日のMeetupは銀座のオシャレなイタリアンレストランで行われた。メトロの東銀座駅で降りて、A1出口から地上に上がると三井ガーデンホテルが見えた。夜の銀座はとてもオシャレで、なんだか大人の街って感じがした。ガーデンホテル側にまっすぐ歩いて行って、三つか四つ先の交差点のところに今回の会場はあった。中に入るとすでに10人くらいの人たちがいて、Meetupが始まっていた。
大抵のMeetupはパーティ形式で、何個かグループを作って行われる。よくオーガナイズされているものであれば、ちゃんと20分交代くらいで英語と日本語を交代して海外の人と日本人がそれぞれ自分の練習したい言語をアウトプットできるようになっていて、座席もマンネリしないようにグループメンバーの交代が行われる。今回参加したのもそんな感じのやつだった。
開始して1時間くらいたって、会場には30人くらいの人が集まっていた。三分の一くらいは海外の方でかつ結構みんなビジネスマンだったり、英語教師だったりだったのでしっかりした英語のアウトプット練習ができた。今回のMeetupは当たりだなって思っていたら、グループ替えが行われて、僕は窓側のスタンディング・スペース(通常はテーブルに座って、6人1組くらいで会話)に移動するようにオーガナイザーに言われた。女性が3人程いて、そこに僕と前の組で一緒だったノルウェー人と一緒に合流した。
大抵の場合、最初は自分の簡単な自己紹介で始まる。名前とか出身地とか何やっているとか。その中で一人の女性が、「仕事はOL!夢の仕事に就けたの!」と目をきらきらさせながら言っていた。みんな「なぜOLが?」と不思議に思っていたら、どうやら彼女は短大か専門学校の出身で、そのあとバーテンダーとして仕事をしていたらしい。ずっと昼の仕事にしたいという想いがあったのだが、いかんせん日本の企業は大卒しかOLとして雇っていないらしく、そのでかいハードルに悩まされていたんだってさ。話を聞いているとなかなか面白くて、墓地に囲まれた平屋に住んでいてポルターガイストにしょっちゅう遭っていたとか。けど何がすごいなって思ったかというと、本人の性格なのか単に抜けているだけ(失礼しました。笑)なのか分らないけど、とにかく前向きなんだ。そして、夢を達成した自分に誇りを持っているようで、それが純粋に尊敬させられた。
相対的に見ればOLは「夢の仕事」というほど大それたものにはならないかもしれないけれど、タフな環境にも負けずにチャレンジしてつかみ取ったことって凄いことだと思う。ビジネス知識とかには自信なさそうだったけど、しっかりと自分のやっている仕事を説明できていたし、彼女の人柄であれば掴んだチャンスを取りこぼすこともなさそうな感じがした。
そんな素敵な刺激を勝手に貰った華の金曜日でした。
0コメント