そもそものきっかけは、一昨年に自分が転職した後に、柔道部の後輩で突然仕事を辞めちゃったやつがいて、「どうしたらいいんですかぁ~」と相談されたことにある。「そんなもん自分で考えろよ…」と思ったのだが、ちょうど転職で情報を持っていたということもあり、なんやかんやで手伝うことになり、仕事の合間を縫ってESの添削をしたり、面接のアドバイスをしたりしていたら、なんやかんやとしているうちに企業家精神が旺盛なことで有名な大手企業の営業の内定を貰って、なんやかんやでもの凄く感謝された。それ以降も、柔道部の集まりに行ったときに就活のことを相談されることが多くなって、自分が就職活動と柔道部の両立で物凄く苦労したこともあったので、「じゃあ、いっそ手伝ってみようかな」と思って、今年で2年目になる。
この手伝いをやっていると、就活という枠組みを飛び越えて、「将来何をやってみたい」とかを本気で考えて、だんだんとそれが明確になっていく瞬間に出くわすことがある。出会ったころは漠然としていた「働くこと」へのイメージが、自分の過去の経験やパーソナリティに基づいてだんだんと明確になっていくのが見えるとサポーターとしてのやりがい以上に学ばされている自分に気づく。
志望動機って自分も就活やっているころはどうやって書いたらいいのかっていまいちよく分かってなかったけど、最近他人のを読んでいて感じたことは、「過去に、(あるいは現在)〇〇みたいなことを経験して、△△と思ったことがきっかけで、将来は◆◆みたいなことがしてみたいと思った」という具合に、強烈な経験エピソードが盛り込んであると、読んでいる側も「なるほどね」と納得できる。もしかしたら、今更!?ってびっくりされるかもしれないけど、僕にとってもこのことは、結構な大発見で、今後自分の意見や考えを相手に伝える場面においてかなり活かせると思ったし、なんで自分が就職活動が上手くいかなかったのかがようやく分かった気がする。
なんでこんなことを書いたかというと、この先MBA受験にもう一度取り組んだとして、自分の考えを相手に説得力をもって話せるようになりたいと思ったからだ。たぶん、MBAの面接時における志望動機って、なぜMBAなの?なぜ海外なの?なぜその学校なの?というような基本的なファクターをロジカルに組み立てていくのが求められるんじゃないかな。ちょっと前にも書いたけど、自分にとって今一番強い動機は、「勉強したい」ということなのだ。だから、自分の状況に当てはめてロジックを構築するならば(もちろんこれからもの凄くブラッシュアップが必要だけども)、
・なぜMBA/大学院なの?(勉強したいと思ったから)
・なぜ海外なの?(国際的な環境下で通用するようになりたいと思ったから)
・なぜその学校なの?(運用業界におけるキャリアを構築する上で最適だと思ったから)
こんな感じになるのかな。
これも後輩の就活の手伝いをして分かったことだけど、将来やりたいこと、志望動機を考えるにあたっては、将来の自分のビジョンと現在のギャップ、そしてそれを埋めるための手段が〇〇(会社や仕事、自分の場合ならばMBA/大学院)という構成もなかなか聞いていて説得力があった。そうすると上記の志望動機を深堀していく際にも活かせるようにに思える。証券アナリストが終わったら、後輩に教わったことを活かして、リアルな体験とそこから得たアイデアをもう少し盛り込んでいってみよう。
・2017年3月21日追記
できれば過去の経験というのは、壁にぶつかったとか大きな失敗の方がストーリーとしてはインパクトが大きい。
例えば、
○○という経験で挫折を味わった。→その時に、○○が課題だと思うようになった。→その課題を解決する方法が○○(企業、仕事、MBA)だと考えている。ゆえに○○を志望するようになった。
この挫折ストーリーはできるだけ生々しく伝えられると良い。まさに手触り感を持って話せると、相手の中に残りやすい話なのではないかと思う。
・2017年3月23日追記の追記
強い動機かどうかは分からないが、今の仕事をしていて、海外の優秀な人材とのやり取りが増えた。もっとスムーズにコミュニケーションできたら(英語力)、プロフェッショナルとしてもっと信頼される力があれば、もっともっと仕事で面白いことができるんじゃないかと思った。そう考えると、留学ってやっぱ必要かなと思う。 そう考える背景には、柔道の影響が大きくあるんだと思う。スポーツの世界に身をおいていたからこそ、実力がものをいう世界みたいなのに居心地の良さを覚えるんだと思う。
何で柔道やってんの?って言われれば、「おもしろいから」と「もっと強くなりたいから」の二つしかないもんな。痛いし、練習は辛いし、怪我するし笑。よく考えれば、マイナスしかないじゃん。強いてプラスがあるとしたら健康維持?それでも、あんだけ過度な運動はかえって体に悪いって聞いたことがある。その時間、遊んだり、勉強したりすれば少なくともプラスがあるんじゃないのと。それでも、おもしろくて、もっと強くなりたいという純粋な気持ちがあるから今でもやってるんだと。 そういう考えが僕にとっての「働く」ということのコアな部分に通じているのかもしれない。 改めて振り返ると、これが一番シンプルな気持ちだ。
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