Dubai弾丸トラベル Day 1

無事(?)退社することができました。パチパチパチ

結局、最後の最後までバタバタで、結局仕事納めの30日も会社を最後に出ました。「なんか、いなくなる気が全然しないわ」っていろいろな人にいわれたけど、中には涙を浮かべている人もいて、自分はこの会社で少しは貢献できたのかなって思えた。真っ暗なオフィスで、机を拭いてきれいにした後、挨拶のメールを打った。ざっくりというと、「いままでお世話になりました。これからもがんばります」みたいな内容でなるべくシンプルな文にしようと思った。アドレス帳から一緒に働いたことのある人たちをピックアップしてみると、結構多いことに少し驚いた。いろいろなことがあったけど、これで僕の4年9か月の生命保険会社勤務が終わったと思うとなんか不思議な気分になった。

問題はドバイ行きの飛行機が9時半成田だということ。

そしてさらなる問題はバタバタだったので、まだ何も準備をしていないということ笑。

時刻はすでに6時半。電車で自宅に帰っていたのでは間に合わないということで、タクシーを捕まえる。国際便のチェックイン締め切りは大体1時間前と言われているので、8時半には成田にいなければならない。どうするか、やめるか、みたいなことを考えていた時、おもむろにタクシーの運転手のおじさんに聞いてみた。

「タクシーで成田までどれくらいで行けますか?」

なぜかレーシンググローブをつけたおじさんは、とても凛々しい顔で値段を教えてくれた。

聞いてみると、旅行がパーになることを考えると意外に許容範囲だった。しかもご丁寧に定額タクシーという制度があり、事前に予約をすれば純粋に行くよりも安くなるのだという。

・・・。

航空券:○万+ホテル代:○万+始めてのドバイ:Priceless+退職後の刺激&リフレッシュ:Pricelessみたいなことを頭の中で考えていたら、おじさんが追い打ちをかけてきた。

「私だったら、大体1時間くらいですかねぇ。」

おじさん、一発逆転で間に合うよ・・・。

「しかも、通常であれば事前予約が必要ですが、今からでも定額と同じ料金でいいですよ。」

バックミラー越しのおじさんは、すっかりプロドライバーの顔つきになっていた。

おじさん、そうだよ今から使いたいんだよ・・・。

もう迷う必要はなかった。マンションの前でおじさんに待ってもらっている間に、いそいで荷造りをした。ドタバタとタクシーに飛び乗り、成田へ向かう。よくこういうことがあるらしいことをおじさんが教えてくれた。おじさんはいろいろな武勇伝を教えてくれたけど、退社からのバタバタと全部終わったことへの安堵感をいったり来たりしていたので、正直頭に入ってこなかった。

成田に到着したのは8時20分。おじさんが最後に言ってくれた「良い旅を!」の一言が忘れらない。成田空港第2ターミナルの入り口に入るとエミレーツ航空の人がカウンターの前で待っていた。「急いで!」と焦らされながら、無事にチェックイン。初日からバタバタだったけど、さまざまな言語が飛び交うラウンジに入った時、疲れ切っていたんだけどなんだかとてもわくわくした。

MBA留学までの道のり

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