ロンドン出張

1週間程、ロンドンに出張してきました。

この一か月というと、柔道を久しぶりにするために港区の体育館に練習にいったり、復帰一回目の練習で腰を豪快に痛めたり、整形外科に行って処方してもらった薬を飲んだら1年間悩まされ続けてきた肋間神経痛が治ったり、担当しているファンドのデュー・デリジェンスに追われたり、会社のイヤーエンド・パーティでパーフェクト・ヒューマン踊ったりと、なんやかんやと慌ただしい毎日を過ごしていました。

柔道を久しぶりに始めようと思ったのは、体を動かしてストレス解消したいと思ったからと、海外に行くようになって「おれ、これできます」と胸を張って言えるものが欲しいと思ったからだ。腰を豪快に痛めたけど、今では頑張ってほぼ毎週練習に参加している。

ほいで、ロンドンのお話。ロンドンには5月に観光で行ったけど、まさか仕事で来れるとは思わなかった。スーツ来てシティの金融街を歩いているのは、なんか心が躍った。ただ、肝心の英語はというと、まだまだ課題の山積みだ。なんて言ってるかを聞き取れるのは多めにみても4割くらいだろうな。何より、全然こちらからディスカッションに参加できなかった。まぁ、同席しているボスがネイティブだから出番が少なくても当たり前なんだろうけど、もう少し話せたなというのが実感だ。英語喋れるようになりたいな。証券アナリストが終わったら、また英語勉強し始めよう。

途中、ボスが「NY、ロンドンに駐在させれられる人間が欲しい」みたいな発言をしていた。確かに、PEファンドのマネージャーって、たいていNYかロンドンに集まっていて、PE市場のAUMの80%(北米50%、ヨーロッパ30%)くらいを占めている。(アジアだとシンガポールか香港がメジャーで、日本のPEマーケットの占める割合は世界の1%くらい。)

そう考えると、留学先はロンドンでも良いなと思ってからはひたすら検索。ボストン大でMBAを取って野村証券でアナリストをやって、ハーバード大で経済学の博士を取った方のブログを読んでたら、結構印象的な発言があった。内容は、「MBAとったけど、アナリスト業務が一向にうまくいかない。それでもう一回勉強しようと思った。英語が上達したのは大学で勉強した後。日本株の主な投資家は海外にいるから、仕事柄海外の投資家に『今、日本のマーケットはこうですよ』と説明しなければならなかった。そしたら、もの凄く英語が上達した」という感じのもの。

今の仕事は結構ハマっている。昔から何かを調べて、纏めて、説明する作業みたいなのが好きだったし、ファンドマネージャーごとの投資戦略の考え方とかを通じて、いろいろなことを知ることができるのは、好奇心が強い自分にとって刺激的だ。何より、日本ではまだまだこれからのPEという分野でPE専門のアナリストというまぁニッチな仕事をやれていることに将来性を感じている。まぁ、リサーチのフェーズは毎回、エビデンスを掻き集めるのに必死なんだけど…。

そう考えると、経済系の修士でもありなんじゃないかというのが今の考えだ。しかも、ロンドンに有名なのあるし。確かにMBAの方が将来的な就職先であったり、仕事に有利な人脈が構築できるような気がする(特に海外のPEファンドにはびっくりするぐらいMBA卒がたくさん在籍している)。一方で、自分が突き進みたい職業とペラペラ英語にMBAは本当に必要か?っていうのも、今年1年を経験して得られた率直な感想だ。

もちろん留学はしたい。ボスが所謂グローバルなバックグラウンドだから(あんま言いたくないけど)奴を超えるためにも海外の文化を経験してみたいし、せっかくもう一回勉強するのであれば海外大学院の方が自分のエッジになると思ったからだ。経済系の海外大学院で1年間くらい集中して勉強して、帰ってきて実務を通じて英語を磨いた方が、自分の目標に沿っているのではないかなーっとロンドン出張を通じて思うようになった。

↑クリスマス真っ盛りのロンドンは、

町のいたるところでかなり力の入ったイルミネーションが輝いていました。

MBA留学までの道のり

MBA留学までの記録です。受験終了後の記録はnoteの方で更新していきます。