三菱UFJモルガン・スタンレー証券エクイティ・リサーチ部のチーフリサーチアドバイザーの松島氏による講演資料。
タイトルである「一流アナリストになるために何をすべきか―非財務情報の活用によるレポート作成―」からしても分かるように、財務諸表などの書類から得られる情報以外のものに主眼を置いている。
興味深いのは、通常の証券アナリストの作業の流れである。業績動向・業界動向などの分析→企業訪問によるディスカッション→仮説(収益予想などの構築)→レポート作成→投資家へのプレゼン→・・・という一連の流れが図示されており、業務プロセスを理解するのに役立つ。
もともと日興証券、ソロモン・スミス・バーニー、シティで調査業務をされていた松島氏。やはり、工場見学、研究開発説明会、店舗見学といったいわば”足を使った情報収集”からえられる非財務情報の収集と分析に重きを置く。こうして構築された自分なりの見識を持って、投資家に影響力を持つことがセルサイド・アナリストとして成功する要因なのだろう。
0コメント