発展途上国の人たちにお金を融通するマイクロファイナンスっていうのがあるんだけど、それを結構本格的に実施しているNPO団体の定例Mtgに参加させていただきました。ちらっと聞いただけだけど、カンボジアとかミャンマーの農村の人たちってそもそも銀行口座も持っていなくて(正確に言うと住所を証明できるものがないから口座がつくれなくて)、そういったそもそも金融サービスを受けられない人でビジネスをしたい人向けに小口の融資を提供して、投資を通じた貧困削減に取り組んでいるんだって。驚いたのが結構利回りが高いことまぁ金利は借りる側の信用度にも関係するものだから、ありえない話ではないのかな。こんな世界があるのか!っていう意味で驚いたし、なんか面白そうな内容だなと思った。引っかかったのは、プロジェクターで移されているPCの画面、Googleドライブを使っていたんだけど、ことごとくGMATだったり、MBAだったりのサイトがお気に入りに登録されていたこと。なんとなく会議から熱みたいなものを感じなかったのは、こういうことが理由なのかぁ。まぁ、ちゃんと「なんでみんな参加されてんですか」とかって聞いたわけじゃないから分かんないんだけどね。最近ベンチャー経営者の気持ちのいい方々と触れ合う機会が多かったので、なんとなく思った。ブログのタイトル変えようかなー。
それはさておき、話は先日のこと。その日はNYのPEファンドの人達とミーティングがあったので、朝の7時に会社に行った。ミーティングが始まると流暢な英語で上司とその人たちが話を始めた。PEファンドを扱うときにはやっぱり書面だけだと分かんないから、実際にどんな人が投資をしているんだろうってのを理解する必要がある。今回の電話ミーティングの目的は運用担当者の人5人くらいに、なんでそこで働いてんのとか、会社の強みとか弱みを聞くことにある。そのファンドの運用チームの人たちの実績もさることながら、驚いたのはその経歴。5人くらい話したんだけど、ほとんどHBSなのね。キャリアも世界的に有名な金融機関だったり、世界を震撼させた不景気の発端になった企業だったり。自分の雑草っぷりをもはや快感のように話しを聞いていたんだけど、さらに嫌味なことにみんなとても腰が低くて丁寧なのね。お前ら完璧か!笑
その中の一人なんだけど、これもすっげぇ丁寧に話してくれるひとで、話し方に自信があって、話し方もすんごい分かりやすい。よく海外のファンドとかだとHPに顔写真をのっけてるので、ちらっと見てみるとすっげぇ、いかついゴリr・・。
それもそのはず。昔ボートで全米チャンピオンになってオリンピックに出てたんだって。話し方の丁寧さもさることながら、その人が言ってたことが凄く胸に響いた。
「スポーツの世界で一流だったことは仕事にも通じている。例えば、4年後のオリンピックを目指すとすると、今日は何をやらないといけないみないなことを逆算する。規律、マナーみたいなものが、今の仕事で投資先の起業の経営に関わったりすることに活きてるんだ」
「銀行マンにはなりたくないんだ。ファイナンスのテクで儲けを出すんじゃなくって、実業家でありたいんだ」
入社して1ヶ月でこういったスタープレイヤーみたいな人たちに接することができたのは本当にラッキーなんだろうな。なんて表現したらいいか分んないんだけど、「カッコいいな」って思ったし、「こうなりたい」って憧れた。とても良い刺激になったというお話でした。
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