2月です。1ヶ月早いなー
昨日は、3歳年下の親戚が結婚するということで、親戚若手が集まってお祝いをしてきました。パチパチパチ
前にもちらっと書いたけど、我が一族はビックリするくらい公務員の割合が多い。公務員でなくても、どっかの先生だったり、転勤のない地域の信金、農協だったり、そういう人たちが多い。そんな場所にプライベートエクイティのベンチャー企業で将来MBAを目指していますみたいな人間がいくんで、会話が合わないの何のって笑
それはともかく、「なぜ結婚に踏み切ったの」っていうのを聞いてみたら、「保険を売る仕事をしていた時に、たまたまあるお客さんが50歳で0歳の子供を持ったって話を聞いた。そういうのを見て、とにかく若くして父親になりたいと思った」って言ってた。これに対して、いろいろな意見があるとは思うけど、僕は結構「なるほどな」って納得がいった。
ある程度お酒が進んでくると、当然のことながら、みんなの興味は何やってんだか分かんない僕のところに来る。
「いま、何しているの?」
「なんで転職したの?」
「いつ海外いくの?」
「結婚しないの?」
改めて感じたけど、プライベートエクイティって説明しずらい笑。ましてや、前述したようなバックグラウンドの皆さまだとなおさら。たぶんまた聞かれると思うからちゃんとまとめておこう。
世の中にはアイデアは持っていても社内にお金だったり人がいなくてそれを実現できないような中小企業の社長さんが結構いる。そういったところに、例えば○○商事とかコンサルティングの会社でバリバリに仕事していたスーパーマンを送り込む。送り込む際には、「あ、こんちわーっす」って感じで普通に送ってもどうしようもないので、「会社を買う」ということをしてきちんと経営者の一人として送り込む。送り込まれたスーパーマンたちは、会社の悪いとこにどんどん気づいて、ばっさばっさと直しにいく。直しに行くときにどうしてもお金が必要になるので、スーパーマンたちが使えるお金をプールしておくのがプライベートエクイティファンド。こうしてパワーアップした会社は、もっと大きな会社であったり、まだまだ価値があがると踏んだ次のスーパーマンにバトンタッチする。こうして当初買った金額よりも多い金額で売ることにより利益を上げているというわけだ。当然、会社を直すなんてことはものすごくお金がかかる話だから、プライベートエクイティファンドには何百億とか多いときだと何兆みたいな金額がある。このお金は、さっきの話を聞いて「儲かるね。面白そうだな。」みたいなことを思ってくれる人が結構いてお金を出し合って準備する。このお金を出す人たちがいわゆる投資家と呼ばれる人たちというわけだ。プライベートエクイティってのは海外ではすでに40年以上歴史があるんだけど、日本だと歴史が浅くまだまだこれからの分野なのだ。僕は、このスーパーマン達と投資家と呼ばれる人たちがお互いをもっとよく知りやすい環境を作るために、世界中にどんなスーパーマンがいるのかをリサーチする仕事をしている。
なんで転職したの?って言われると、それはやっぱり自分の今後のキャリアを考えたらそうなったんだと思う。去年の7月が一つのデットラインと考えて勉強してきた。タイミング悪く忙しい部署で働いていたということもあり、なかなか思うように勉強に時間を使えないということにフラストレーションを感じていた。タクシーで帰って、1時間勉強して、3時間くらい寝て、また会社行くみたいなことをしたこともある。んで8月の最初に、その時の留学カウンセラーに「今年は諦めた方がいい。足りないものがあり過ぎる。」って言われて、5年も追ってたものがパーになった気がして、頭が真っ白になった。
諦める?それもあり。
いっそのこと、今行けるとこに行っちゃう?それもあり。
考えて考えて、必死に考えて出した結論が、「もう一回目指そう。それも今度は単なる憧れとか、転職のためとかじゃなくて、なりたい自分のための確かな路にしよう」だった。自分の半径1m以内にMBA云々以前に、海外経験とか金融とか英語とかのつながりがなかったんで、転職ではそこを意識した。そしたら、全部手に入る場所に来れた。
何が言いたかったかっていうと、結婚は早い方が良い、いや自分のやりたいことやった方がいいとかいう議論がどうこうじゃなくて、冒頭の彼が言ってたことがこれを意図しているのか分んないんだけど、死ぬときに「あー、おれあん時こうしておけばよかったなぁ」って後悔しないような人生を生きるのが大事なんじゃないかな。べろんべろんに酔っぱらった挙句にコーヒーによって完全に眠気を破壊された布団の中で思ったことでした。
とにもかくにも、ご結婚おめでとうございます。
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