2017.02.21 22:06一流アナリストになるためには三菱UFJモルガン・スタンレー証券エクイティ・リサーチ部のチーフリサーチアドバイザーの松島氏による講演資料。 タイトルである「一流アナリストになるために何をすべきか―非財務情報の活用によるレポート作成―」からしても分かるように、財務諸表などの書類から得られる情報以外のものに主眼を置いている。 興味深いのは、通常の証券アナリストの作業の流れである。業績動向・業界動向などの分析→企業訪問によるディスカッション→仮説(収益予想などの構築)→レポート作成→投資家へのプレゼン→・・・という一連の流れが図示されており、業務プロセスを理解するのに役立つ。 もともと日興証券、ソロモン・スミス・バーニー、シティで調査業務をされていた松島氏...
2017.02.20 21:58Latest memo from Howard Marks: Expert Opinion専門家の意見があらゆる場所で溢れている世の中で、何が正しくて何を信じればよいのかについての意見。 ドナルド・トランプが大統領選挙で勝利する前、大抵の世論はヒラリー・クリントンが勝利すると考えていた。この場合、世論のサンプル抽出方法に何らかの誤りがあったと考えられる。また、トランプが大統領誕生によるマーケットへの影響は?という将来の予想が多くの専門家によって披露されたが、NY株式市場の最高値を予想した人間がいただろうか。 では、別の専門家の観点として、スポーツではどうだろう。ニューヨーク・ポスト誌の「NFLベッターズ・ガイド」に掲載されたフットボールの専門家11名によるシーズン予想は、正答率55%という結果になった。つまり専門家がひね...
2017.02.17 15:58レオス・キャピタルワークスの企業分析について カンブリア宮殿でレオス・キャピタルワークスの藤野さん(慣れ慣れしく読んでいるけどまったくの他人)の特集がやっていて、結構感銘を受けたから記録しておこう。口調が堅苦しいのは仕事口調だから悪しからず。 藤野英人さんは野村アセット→JPモルガン→GSにてファンド・マネージャーを経験。年収が3分の1くらいになるのを厭わず、自分なりの運用がしたいとの想いからレオス・キャピタルワークスを創業。同社の旗艦ファンドであるひふみ投信は2011年の設定来268.1%(同時期のTOPIX 65.4%)のリターンを上げている。 注目すべき特色は、足を使って情報を得る企業分析にある。中小型株運用でキャリアを築いてきた中で面談をした企業は6,000社に及ぶらしい。こ...
2017.02.04 08:13気付けば2月 年越しを香港で過ごしたり、実家に帰って生まれたばかりの姪に初めて会ったり、紙おむつ400枚をプレゼントしたり、iPhone7に変えてみたり、ついでに10年付き合ったドコモからソフトバンクに変えてみたり、3か月掛けてデュー・デリジェンスしたプロダクトがようやく社内の投資委員会を通ったり、友人の結婚式に出たり、レアジョブのチケットを消化するために毎日英会話していたり、なんやかんやと騒がしい毎日を過ごしていたら、気づけば2月になっていました。 当座は6月にある証券アナリストの2次試験に向けて、勉強をしていきたいと思います。無事に合格して英語の方にシフトしていければ良いな。 仕事の方では、さらにPEに関する理解を深めていきたいと思ってます。今回、ある程度基盤...